元丸船長の航海日誌

竿先を下げてリーダーは完全に巻き込んでください!

 

いつもご乗船いただきありがとうございます。

ジギングをやっていると定番の危険な瞬間があるので乗船前に予備知識として確認しておいてください。

 

 

 

抜き上げ、タモ入れの時にリーダーを全部巻き込んでいただきたいのです。

「それ、巻きすぎだよ!」って言われるくらい竿先を下げて折れない範囲でリーダーの長さが0cmになるまで巻き込んでください。

 

 

竿を立てて水面に浮かせたヘラブナをタモ入れするスタイルが定番ですが、ジグの場合は150g以上の鉛になりますから、もしも水面で身切れした場合にはロッドが弓の役割を果たして手前に飛んできます。

そして、水面で身切れする可能性が高いのです。

水中の重力は空中の1/6しか掛かりません水中では1kgの魚でも空中では6kgになります。

水面を破り空中に出た途端に魚の重量が跳ね上がって身切れします。

よく空気を吸わせて魚を弱らせる手法を耳にしますが、オフショアジギングでは非常に危険な行為になりますのでご遠慮ください。

 

 

上手な人は身切れのリスクを取らないので水面でバチャバチャ暴れさせません。

竿を立てると足元に魚が寄らないので強引に引きずりますから身切れのリスクが最高に高まります。

この瞬間身切れすれば本人はもちろんリーダーが届く範囲であればタモ入れをしてくれる友達や隣のお客様にも危険が及びます。

自分にジグが直撃して針が刺さるのも嫌ですが友達や乗り合いのお客様を怪我させてしまったとなれば楽しい休日とは程遠いものになってしまいます。

それが取り返しの付かない目や動脈に刺さったらなお最悪です。

リーダーを巻き込んでいなければ抜き上げの時に竿が曲がりますから船縁を越えることができずに危険な空中戦を繰り広げる事になります。

 

 

久保師匠のお手本

ご予約を頂ける代表のお客様は初心者の方、同乗者の方に危険行為の防止の為に声かけと一読して頂けるようお願いします。

常連さんベテランさんは危険行為が悪いのではなく危険を知らないだけなので優しくアドバイスしてあげてくださいね。